どうもSuiです。

今日は個別銘柄の分析について書きたいと思います。

今回分析する企業はミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)です。

先日ALTalkさんで株価予想の投稿をしたので、その解説をしていきたいと思います。

順に解説していきますが、先に株価予想の内容を知りたい方はこちらからどうぞ。

https://altalk.ai/expectations/157

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ALTalkさんでは株価を予想して投稿する機能があります。自分の予想するシナリオを残して後で検証することはとても大事です。また、他の個人投資家のアイデアや視点もみることができるのでおすすめです。

今回の記事はこんな人におすすめ

・株価や業績の予想方法を知りたい
・決算資料のどこを見れば良いか分からない
・四半期決算の分析方法を知りたい

さて、まずはじめに株価を予想するにあたっての分析ポイントを説明したいと思います。ポイントを説明した後、具体的にミンカブの資料やデータを見ながら解説していきます。

<分析のポイント>

(1)将来予測のための現状分析
(2)アップサイド・ダウンサイドのリスクを確認する

分析ポイントを説明する前に、定義というか前提について整理します。

今回の株価予想で重視するのは「通期の業績予想をクリアできるかどうか」です。

株価を予想するといっても、実際の投資では人によってそれぞれ対象とする時間軸が異なります。長期投資であれば、2〜3年後の業績予想を考えたりしますが、今回のケースでは今期(2021.3期)の予想に対して、達成できるかどうかの予想をしていきたいと思います。決算時の進捗率の確認とも重なる部分が多いかもしれません。

なぜ今期の業績予想にフォーカスを当てるかというと、今回の株価予想では半年間の予想を考えたからです。2021年の8月末までなので、その間に株価を大きく動かす要因として通期(4Q)決算があります。(厳密には翌期の1Q決算も影響してきますが。。)

ニュースやリリースで株価が動くことももちろんありますが、その内部情報がいつ出るのかを予想するのは不可能なため、予測可能な決算を重視します。

それでは分析時のポイントについて説明したいと思います。

(1)将来予測のための現状分析

将来の予想をするためには当たり前ですが過去・現状の分析が必要になります。過去の傾向や数字を使って将来部分を予測していきます。

また、通期計画を達成するためには、足元でどのセグメント・事業が伸びているのかを理解する必要があります。現状を理解した上で、将来部分(今回は通期計画の達成確度)について考えます。

(2)リスクの確認

リスクにはアップサイドリスクとダウンサイドリスクの2種類があります。一般的にリスクとはダウンサイドリスクを指すことが多いですが、両方について把握しておくことが大事です。

現状分析をしながら、その企業にはどのようなリスクがあり、顕在化するとプラス・マイナス影響がどの程度あるのかを見る必要があります。

それでは具体的にミンカブを見ていきたいと思います。

(1)将来予測のための現状分析

まずは現状分析として、事業内容と業績を確認します。

ここでのポイントは①事業内容の理解、②業績の重要部分の確認です。

①事業内容の理解

事業内容については、ホームページや決算資料を確認します。

ミンカブのセグメントはメディア事業とソリューション事業の2つです。メディア事業は株探などのメディア運営、ソリューション事業はAIを使ったシステムの提供を行っています。

株探ではコンテンツ自動生成エンジンによって、決算などの開示情報やニュース記事が素早く作成され、株探に掲載されます。株探はチャートや企業の基本情報、リリース掲載の即時性などがとても便利で自分もよく使うサイトの一つです。

メディア事業の収益構造は、株探などのメディアによって集客し、広告収入と有料会員からの課金収入でマネタイズをしています。

ソリューション事業は、メディア事業で培った技術やノウハウを利用して、BtoBのサービスとして販売しています。具体的には、画像のようなデータの収集、作成などのソリューションを提供しています。

現状は金融機関向けのサービスが多いようですが、他業種・他業界への転用を進めているようです。

会社HP:ソリューションサービス

また、事業内容やミンカブの全体像についてはALTalkさんの記事に詳しく書かれているので、こちらもご覧ください。

(参考記事)
メディアから最先端AI企業に脱皮?ミンカブの中間決算の総括と今後の成長を考察

次にセグメントの業績を確認しますが、まず全体の業績を見てみます。

2021.3期2Qの決算は売上+60.2%,営業利益+89.7%とかなり良い結果のようです。

②業績の重要部分の確認

次にセグメント別の業績です。全体業績が伸びた内訳をセグメント別で確認します。

今回の2Q(下図の右側)ではソリューション事業が売上・利益ともに大きく伸びていることが分かります。メディア事業は横ばいですが、ソリューション事業が売上・利益ともに2倍近く増加しています。

また、左側の通期業績の推移を見ると、通期ベースでもソリューション事業が大きく成長していることが分かります。前期(2020.3期)はメディア、ソリューションともに大きく成長しましたが、今期(2021.3期)の計画ではソリューション事業の伸びが顕著です。

メディア事業が横ばいの計画になっている背景については、確認や深堀りが必要ですが、おそらく新型コロナの影響でネット広告の広告収入減少を想定していると思われます。

どのセグメントが伸びているのかを把握した後は、会社の開示によりますが、さらに深堀りしてセグメント売上が伸びた要因を確認します。

ミンカブの場合は説明会資料で、セグメント売上の内訳が開示されています。メディア事業の売上は広告収入と課金収入から構成され、ソリューション事業はストック収入と初期・一時売上から構成されています。

内訳の数字までは出ていませんが、メディア事業の広告収入が昨年よりも減少しています。資料には昨年に広告収入が伸びたのはFXサイトの急拡大と書かれており、今年もそれが継続していると書かれています。ただし、新型コロナウイルスの影響もあり広告収入は変動リスクが大きいと考えられます。

一方で、課金収入は登録者が増えれば安定的な収入となるので、今後は課金収入の割合を増やすことでストック収入が増えていく、という成長方針だと思います。ここについては今後も課金収入が増えるかどうかをウォッチする必要があると思います。

ソリューション事業はストック収入が大きく増加しています。説明会資料のtopicsにもソリューション事業の話がいくつか出ており、受注が好調な模様です。

それでは現状分析について、一旦まとめたいと思います。

  • 収益構造は、メディア事業の広告収入とソリューション事業のシステム提供による収入がメイン
  • 2020.3期2Qの業績は売上+60.2%,営業利益+89.7%と好調
  • 2Qはソリューション事業の成長が顕著で全体業績に売上・利益ともに貢献

次回の記事では株価予想をするにあたり、今期の会社計画を達成できるかどうか?という点ならびにリスクの整理について、深堀りしていきたいと思います。

免責事項

記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告なく変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、ご自身の責任でお願いいたします。

■参考資料・リファレンス

会社IRサイト
https://minkabu.co.jp/ir

株価予想
https://altalk.ai/expectations/157

ALTalk ミンカブ記事 2021.3期2Q決算
https://altalk.ai/articles/28