ミンカブ・ジ・インフォノイド株式会社(以下:ミンカブ)は一般向けの投資情報サイト『みんなの株式(愛称:みんかぶ)』を運営する企業です。一見よくあるメディア運営会社にみえますが、実は最先端のAI技術を振るうテック企業です。上場後2期目のミンカブの中間決算と中長期的な成長性を解説します。

目次

  1. 企業概要
  2. 直近の業績をチェック
    1. 今期の中間決算の概要
    2. セグメントごとの業績
  3. 中長期的な成長性と株価
    1. ビジネスモデルからみた成長性
    2. 株価の成長予測
  4. まとめ

企業概要

ミンカブは昨年3月に上場した企業で、メディア運営と情報技術ソリューション事業を展開しています。

直近の業績をチェック

今期の中間決算の概要

出典:第2四半期決算説明会資料 9ページ

ミンカブは業績が好調で、上場したばかりの前期に比べ、今期の中間決算は売上・利益ともに大幅に伸長しました。

ただし、コロナ禍の影響により、会社の業績予想からみた進捗率は思わしくありません。

そうはいっても、ミンカブは売上の8割がストック型収入(※2021年3月期 第2四半期決算説明会資料 P7参照)なので、順調に業績を積み上げていける点に安心感があります。

セグメントごとの業績

ミンカブには「メディア事業」と「ソリューション事業」の2つのセグメントがあります。
前期(2020年3月期)まではメディア事業が主流でしたが、今期に入ってからはその構成が逆転しました。

同社の顔ともいうべきメディア事業より、高成長のAIソリューション事業の比重が高まっているのがわかります。
昨年はメディア事業が優位でしたが、いずれソリューション事業の業績がメディア事業を大きく超えていくでしょう。

ミンカブの中長期的な成長性と株価

最後に、ミンカブのビジネスモデルや各セグメントからみた成長性、また株価について考察します。

ビジネスモデルからみた成長性

ミンカブは2009年創業のIT企業で、Webサイト運営から最先端のAIサービス企業に転換しつつあります。

ミンカブは自社運営のサイトを起点に、3つの「コアアセット(中核的な経営資産)」を生み出し、継続的な収入と収益アップ、事業拡大の仕組みづくりをしています。
2つの事業を回すことで好循環が生まれ、スケールアウトによる効率化と異業種への事業拡張による成長を目論んでいます。
詳しくは次節以降で見ていきましょう。

メディア事業

【メディア事業の成長要因】

  • 広告収入の拡大
  • 課金サービスの拡充

メディア事業は主に投資/金融分野の特化サイトの運営です。
異なる分野のメディアに積極的に横展開する予定はなく、広告収益の成長は限定的でしょう。

近年は広告収入に加え、ユーザー課金モデル(サブスクリプション)を導入して収益の向上を図っています。

ここ数年の活況もあってメディア事業の成長がみられるものの、サイトの特性上、広告収益や課金収益は市況に左右されることが容易に推測されます。

当事業の成長は投資市場の活況がいつまで継続するかにかかっており、成長の柱とするには物足りなさを感じます

ソリューション事業

【ソリューション事業の成長要因】

  • 金融業界の需要の取り込み
  • 異業種向けの展開と協業の推進

ミンカブは金融機関中心に370社以上に情報サービスを提供しています。

国内の金融機関の数は1456(2020年10月末現在)なので、成長余力はあるとみられます。

加えて、ミンカブはコンテンツとAIの利活用技術を高度化させています。

AIによる情報コンテンツの自動生成だけでなく、業務支援サービスまで開発済みで、コンテンツ活用のさらなるサービス拡充と応用的な展開による事業成長が期待されます。

また、ミンカブは金融以外の他業種との協業や提携も進めています。

今後は選挙メディアと提携したりスポーツデータの専門企業と協業するなど、特化メディアや専門情報を提供する企業とも組んで事業成長を図っていくようです。

AIは高成長分野なので、ミンカブが市場の需要をすくい上げ、ビジネスモデルをうまく回せていければ、かなりの成長が期待できるでしょう。ITR Market View:AI市場2019によると、AIの言語解析市場は2023年までに約2倍成長すると見込まれており、成長性の高い市場です。

ミンカブがシェアを順調に取れれば、同程度に成長できるかもしれません。

売上も現状の14.5億円(2020年3月期)から、2023年度には30億円以上にできるのではないでしょうか。

株価の成長予測

マザーズ上場後のミンカブの株価はほぼ横ばいでしたが、2020年3月に株式市況の影響を受け下落しています。

4月に入り持ち直し、その後市場の活況を受け大きく上昇、特に10月に入ってから株価が急騰しています。

ミンカブは高収益を期待されている成長株ですが、現在は過熱しているため、仕込むなら市場の調整を待ったほうが賢明です。

ミンカブはマザーズ銘柄なので、将来的な東証一部への昇格と株価上昇を期待し、気長にホールドするのも一つの方法です。

まとめ

ミンカブは投資情報サイトの運営から、最先端のAIを扱うテック企業に脱皮を図っているとみられます。

AI市場は成長が著しく、シェアを順調に取れれば、ミンカブは中長期的に大きく成長するでしょう。

ただし、ミンカブの現在の株価は水準には過熱感が感じられますので、ウォッチしておいて、調整したところを狙いたいです。


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